親の財布
私が小学生の頃、親の財布から2度、お金をかすめたことがある。
一度目が成功するから二度目に走る。
見つからないわけがない。金額は1万円。それもお札である。
親は当然おかしいと気付く。
当時、記念切手がはやっており、どうしてもその記念切手がほしかった故の所業であった。
ぶんぶく茶釜ではないが、両手両足を縛られ押入れ行き。
そんなことを、我が子を見ながら思い出す。
私の財布はいつもリビングの机の上にある。
子供は毎日それを見て育っている。
お金はそこにある。
欲しいとは思わないのか?
恵まれた時代に育っているから、こうなっているだけのことなのかも知れない?
私の所業は一生忘れることはできないが、戒め的なことを我が子に行ったか?というとそんな記憶も私にはない。
お金に執着しすぎてはダメであるが、なさすぎるのも考えもの?
いろんなことを想いつつ、自分のバネを作り、新しいものづくりに挑戦するしかない。
根本はハングリー!